振り込め詐欺の最新手口
●振り込め詐欺とは
オレオレ詐欺、なりすまし詐欺、架空請求詐欺、融資保証金詐欺と呼ばれていたが、警察庁によって統一名称として「振り込め詐欺」と呼ぶことが決定されました。
「振り込め詐欺」は、電話やはがきなどの文章で相手をだまし、金銭の振り込みを要求する犯罪行為です。
オレオレ詐欺 | 高齢者などを狙い、「俺だよ、オレオレ」と孫や子になり済まし、虚偽の急用を訴えて口座に振り込みをさせる詐欺。 |
なりすまし詐欺 | 知人や著名人になりすまし、口座に振り込みをさせる詐欺。
また、ネットサービスのIDを乗っ取り詐欺を行う詐欺もなりすまし詐欺となります。 |
架空請求詐欺 | 根拠のない請求を行い、金品を騙し取ること詐欺手口です。
有料サイトの利用料などを請求するケースがこれにあたります。 |
融資保証金詐欺 | 融資するとうそをつき、融資を申し込んできた者に対し、保証金等名下に現金などをだまし取る詐欺手口です。
別名「貸します詐欺」とも呼ばれます。 |
●振り込め詐欺の現状
振り込め詐欺の被害件数は年々低下傾向ですが、新たな手口などで被害がふえています。
●最新の振り込め詐欺の手口
・発信番号を偽造した、振り込め詐欺
任意の番号を相手の電話に表示させることができる海外通信会社のサービスを利用し、末尾が「0110」と警察署の番号を電話機に偽装表示させて、相手を信用させて振り込みをさせる振り込め詐欺です。
・警察官や金融関係者を装う振り込め詐欺
警察や金融関係者を装い、架空の詐欺被害を伝え、「銀行員」や「金融庁職員」などがキャッシュカードを取りにくるのが主な手口です。
・『プレミアム会員に』とカード詐取する振り込め詐欺
新たな手口では息子を装って電話をかけ、「銀行が提供するプレミアム会員になると利息が0・9%つく。銀行の人が現金を取りに行くから渡して」「キャッシュカードを交換すれば会員になれる」などとうそをつき、口座番号や暗証番号を聞き出した上で、現金や通帳、カードをだまし取るといった手口です。
・オークション振り込め詐欺
入札の結果、次点以下になった方のYahoo!メールのアドレスの方へ「落札者がキャンセルをしたのであなたに取引をしてもらいたい」「指定の口座にお金を振り込んでほしい」とメールを送る振り込め詐欺。