おひとり様大好き彼女、実はひとりではなかった

30代 男性

結婚を考えている彼女は、おひとり様が大好きな人でした。
知り合ったきっかけも、彼女が一人でバーで飲んでいる所、声をかけた事から付き合いが始まったのです。
私自身、お互いが好きな事をすればよいという考えもあって、付き合っているとはいえ、あまり彼女の行動に束縛をかけるような事はしませんでした。
彼女は相変わらずに、一人でふらりと食事に行くし、思い立って温泉にいってしまうような生活。
デートをする時は、前もって二週間前からスケジュールを抑えておく必要がありました。
ある日、私が会社の用事で出かけた先で偶然にも彼女を見かけたのです。
その地域は、丁度彼女がチェックしていた美味しい和食屋がある所だったので、いつものように一人で食事に来ているのかと思いつつ、用事が終わったら連絡して合流しようと思いました。
しかし、よく見てみると、彼女の傍らには中年の男性がおり、2人は腕を組んだりして仲良さそうにしていたのです。
嫌な予感がしたので、急ぎ会社の用事を片付け、その足で彼女に連絡してみると、案の定、行ってみたかった和食屋さんに「ひとり様」で楽しんでいるとの返事が。
偶然を装い、私も仕事で同じ地域にいるから合流しようと誘ったところ、彼女からはかたくなに「一人」がいいとの返事で、私が合流するのを嫌がるようでした。
この時には、彼女があの中年男性と一緒なのを確信していたので、彼女がいるであろうお店に突入したのです。
彼女は突然店に入ってきた私を見て驚いていましたが、私は敢えて彼女を無視してカウンターに座り注文と、一人晩酌を開始。
彼女はチラチラと私の様子を気にしていたのですが、連れの男性はそんなのにも気づかず、彼女に楽しそうに話しかけています。
話をさりげなく聞いていると、彼女はどうやらこの男と不倫をしているようで、会話の端はしに男の家庭に対する愚痴と、彼女が一番だというような言葉が聞こえた所で私は席を立ちました。
外に出た私の後をすかさず彼女が追ってきましたが、先ほどの会話を聞いていたのもあり、彼女がずっと「おひとり様」として行動していた裏には、不倫をしていた事を知ったので、その場で別れを言い渡しました。
若干もめたりしたのですが、直後に男の奥さんに不倫がばれ制裁されたようなので、パタリと連絡がこなくなったのもあり、今は関係も切れてほっとしています。