「相談女」の恐怖

30代 男性

「相談女には気を付けろ」とよく巷で言われる事ですが、この前自分の身にも降りかかりました。
パートで入って来た事務の女性が、「なにやら家庭内不和らしくよく男性の意見を聞きたい。」と言っては 家庭相談を社内でするような人がいました。
自分は部署が違ったので、そういう人がいる。という噂でしか知らなかったのですが、ある日、たまたま取引先とのアポイントが変更になり、珍しく会社の屋上で同僚と昼食と取っていたら、噂の相談女性が登場してきたのです。

最初は私も同僚も、日中あまり社内にいないので、新しいパートさんかな?という程度で会釈して食事を再開させたのですが、その女性、突然相席しても良いか?と声をかけてきたのです。
というか、そもそも女性ってランチとかは連れ立ってグループでとるじゃないですが、その女性は1人だったので、なにか変な感じがしたのですよ。
自分が訝しんでいると、同僚は気軽に「どうぞ」なんて席を譲ったものだから、女性は座って持参のお弁当を広げるなり、ポツポツと世間話から自分の家族の話まで発展。
その話の内容が、明らかに被害者っぽい、庇護欲をそそられる内容だからなぜか聞き入っちゃうんですよね。
で、結局その日はひとしきり聞き役に回っていただけの自分と同僚だったのですが、後日、会社で緊急の社内朝礼が行われました。

「相談女」と他部署の課長が社内不倫をしていた。
わが社はそんな乱れた風紀は断固として許さない。今後このような事があれば如何なる理由であれ両者共に成敗する。
というようなご立腹な社長の演説。
後からまわって来た噂では、「相談女」は自分をヒロイン像に仕立て上げ、それに乗ってくる男性をとっかえひっかえして関係を持っていたそう。
巷で出回る噂の恐怖を目の当たりにした出来事でした。

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