私が20歳のときのクリスマスの話です。

40代 女性

私が20歳のときのクリスマスの話です。
その年齢だと、イベント事が大好きで、派手なお祝いをしたいと思うのが普通の女子だと思います。
実際、私もそうでした。プレゼントも豪華なアクセサリーが欲しいし。
でも、当時オラオラ系の人を好きになってしまい、今までの自分のテンポが狂ってしまいました。
一歩ひいた昭和の女のように耐える!ワガママを言わない!という感じ。

そんな彼と過ごすクリスマスはもちろん、プレゼントなし・外食もなし。
私の家でいつもどおり、ダラダラ過ごしました。

内心イヤですが、我慢していたら、インターフォンが鳴り、モニターに見覚えのあるぬいぐるみが映りました。
一瞬頭が真っ白になって、冷静に考えてみると・・・あー!!!

当時、私には東京・大阪で遠距離恋愛をしている彼氏がいました。その彼との、おそろいのぬいぐるみ・・・!!

まさかのまさか……東京から、サプライズで彼氏が私の家にきました。

でも、家の中にはオラオラ系の彼氏がいます。
とっさにインターフォンの電源を切り、居留守するしか方法が浮かびませんでした。

冷や汗をかきながら、その場を乗り切り・・・。
ホッとしてから、1時間ほど経った時、彼氏が眠ってしまい、やたらとケータイをイジっていたので、こっそり盗み見をしてしまいました。

すると、意味のわからない文章が!!
いろんな女性が、逢いたいという内容のメールを送ってきていて、彼がそれに対して「いま、日本橋のマンション(私の住んでいる所)に拉致られて、ボコられた。助けてくれ」という内容でした。

ん??この人は何を言っているんだ?
まったく理解できずにいると、彼氏が目を覚まし、「ちょっと出かけてくるわ」と言い出かけてしまいました。

オラオラ系の彼氏なので、私は言われるがまま、反論はできません><

何が起こっているかも、わからない状態で、その日彼は結局帰ってこず・・・。
後日、私の部屋から家賃として置いてあった封筒の8万円が消えていました。
犯人は・・・オラオラです

こんな最低の男なのに、クリスマス後ダラダラと半年ほど、付き合ってしまいました。

恋は怖いですね・・・
お父さんの口癖をしみじみ痛感しました「女は惚れたら負けや」ってよく言っていました。笑

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