浮気発見エピソード
未来の夫を紹介しに行った所、妙に取り乱す実の兄。
30代 女性実の兄の高層マンションに、未来の夫を紹介しに行った所、妙に取り乱す実の兄。
そして、いつも以上に斜に構え、妙に嫌みな態度の義姉…。
突然で驚かせたかと家に戻り、一息ついたところ、実兄から別口の電話が。
『今日来た○○君は、赤いブリーフパンツをウチの洗濯機で洗ったまま置いていかなかったか?!』と!
『そんなこと、あるはずがないでしょ…。お宅の洗濯機を使いに行く暇など1秒たりともなかったし、ダイイチするはずもないし、赤いパンツなんか彼は持っていないわよ!!』
と、呆れながら答えると、なんと私達が帰った後、洗濯機に一つだけ、脱水を終えた状態の赤いブリーフパンツが入っていたのを実兄が発見したのだそう…。
『それで、○○君かもしれないと一応実妹に電話…』
『だから、違うって!』
義姉の浮気発見という、由々しい話にしか誰にも聞けない内容だった。
なのに、パンツパンツって、どうしてわざわざ、訊いてくるのだろう?
1、2時間の訪問のためにわざわざ赤いパンツを他人の家に持ち込む奇人がどこにいるっていうのだろう?
余所の人が置いていくような暇もなかった事を知っているだろうに、それほどやはり正妻を疑いたくないのかな…?
『○○君のじゃない、「じゃあ」……「やっぱり」家内がおかしいやんなあ……??』
どうやら、すでに義姉とドンパチをやらかし、よほど上手く義姉に、来訪者の私たちがした、とでも言いつつ切り抜けられていたようだった。
『また…、ぅう、このパンツのこと家内に訊いてみるわ』と混乱した様子の、マジメ一徹、奥手な実兄であった。
本当に訊けるのかな。