まだ主人と結婚する前の話。

30代 女性

まだ主人と結婚する前の話。
当時同棲中で、同じ会社に勤務していました。
お互いの仕事の状況も分かるため、残業や会社関係の行事の嘘はバレる上、主人は嘘がすぐバレる性格。
そんな中、主人の様子が何かおかしい。
携帯を持ってソワソワしたり、なんだか挙動不審な日が数日。
そしてある晩、「明日は大学の同期と飲み会になったから」と言い、お風呂に入る主人。
前日に決まるなんて珍しいな~と思いながら、着替えを用意すると、お風呂上がりの主人が用意した下着を見て一言。
「これじゃないのが良いなぁ」
……ピーン。浮気確信。明日だな。
その晩携帯をチェック(暗証番号はこっそり盗み見して知っていた)
案の定、明日は飲み会ではなく女の子と会う予定になっていた。
どうお仕置きしようか…もう二度とやらないようにしないとな…。
考えた結果、翌日(休日)は主人が出掛けるまでは、普段通りにし、家を出て5分後、主人にメールを送る。
「浮気をしたら別れると約束したのに浮気をするということは、私とはもう別れたい、浮気ではなく本気ということですね。
そんな人と一緒にいるのは辛いので、もう家には来ないでください。さようなら。」と。
(当時のアパートは元々私が住んでいた所なので、私の名義で私が家賃を払っていた。)

数分後、玄関のドアを叩く音。
ドアスコープを覗くと主人でした。
(部屋の鍵は前日にキーケースからこっそり抜いていた)

「ごめんなさい、もうしません…」
「ううん、仕方ないよ、浮気じゃないんでしょう?本気なら仕方ないよ…」
「違うんだよ、ごめん、許して…」
「私のことは気にしないで。あなたの荷物は今日まとめておくから、明日取りに来て。鍵はポストに入れておくから。その終わったらポストに返しておいてね。 鍵がポストに戻ったのを確認するまで、私は部屋に帰らないから。」
「別れたくない、本当にごめん!本当に…ごめん…」
こんなやり取りをしばらくした後、近所迷惑になるからととりあえず部屋に入れ、話し合い。
その晩はこってりとお灸を据え(主人が別れたくないのは分かっていたので、あくまでも「あなたは悪くないわ、私が悪いのよ別れましょう」というスタンスで)とりあえず仲直り。
ちなみに主人が何故バレたのか分からない、携帯を見た?
と言うので「携帯なんて見なくても、普段と様子が違うのなんてすぐわかる。最初から気づいてたよ。しばらく様子見てたの。私に隠し事ができると思ってたの?」と言うと、主人は「そうだよね、お前に隠し事が出来ると思った俺がバカだった」と言いました。
その後、浮気はありません。

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