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マナー講師×相談員対談

※2018年7月1日 探偵ニュースに掲載されたものです。

日本の見守り文化を大切に犯罪が起こらない環境を

鈴木 原一探偵事務所では季節を問わず、子どもの見守り、家出、失踪の相談があり、調査で解決した事例が多数あります。今回は『うさぎママのパトロール教室』の取り組みについてお伺いし、当社の見守りサービスのブラッシュアップにつながればと思っております。


武田 私達は全国で年間150~200件の安全セミナーや講演を実施しています。防犯というと怖いイメージを持つ子どもがいるため、クイズを入れたり体を動かして、楽しい指導を心がけています。また、『防犯』ではなく、『見守り』『安全力』という言葉を使い、怖いイメージを取り除くとともに、一般市民目線で分かりやすく伝えることを心がけています。


鈴木 そうですね。原一でもあえて『見守り』という言葉を使い、『生活全域サポート』という主旨に則った活動を行っています。さて、もうすぐ夏休みに入りお子さんが自由に活動できる時間が増えますが、どのようなことに意識を向けたらよいでしょうか?


武田 子どもが1人になる瞬間をつくらないこと、被害に遭いやすい状況をつくらないことが大切です。とはいえ、親が24時間見ているのは難しいですよね? そこで、地域住民、ボランティアなどが協力して見守りの目を増やすことが重要なのです。


鈴木 安全教室ではどのようなことを教えていますか?


武田 『よくみる』『よくきく』をキーワードに、1人でいるときは、まわりに注意を向ける習慣をつけること。『だるまさんがころんだ』のようにリズムと動きで練習します。また、人から触れないつかまれない距離感を知るために新聞紙をつかって確認するゲームも行います。


鈴木 現在はSNSから犯罪に巻き込まれる可能性が高く、原一でも家出調査におけるSNS対策を強化しています。武田さんの教室ではどのような取り組みを行っていますか?」武田「街でもSNS でも相手にコントロールされないことが重要です。そのため、『ことわる力』を練習しています。シンプルに『できません!』と断ることがポイント。身体だけでなく心の距離感も重要です。




少年が被害者となった
凶悪犯の罪種別認知件数の推移

平成29年「警察白書」より作成

それぞれの特徴を活かした見守りで子どもの安全を

鈴木 武田さんの見守りは、そのものが犯罪の抑止力になっていると思います。一方原一では、人探しや浮気調査のテクニックを活かして、周囲に溶け込み、全体を見渡す見守りを得意としており、領域が重ならないですよね。


武田 見せる安全と見せない安全の取り組みがありますね。探偵さんが得意とする『観察力』は、子どもたちが周囲を気を付ける、逃げるためにも不可欠なので、ぜひ教えてほしいと思います。

鈴木 それぞれの特徴を活かした民間同士の協力体制の強化は、今後の課題かもしれませんね。


武田 さらに、近い将来ボランティアのパトロールも高齢化し、従来型の見守りが通用しなくなります。原一さんのように社会貢献に前向きな企業にもどんどん参加していただき、見守りの新たなデザインの提案をしていきたいと考えています。


武田 信彦

うさぎママのパトロール教室主宰・安全インストラクター・株式会社ベアラビット代表取締役大学在学中から防犯に関わり、安全の輪を広げるために活躍中

鈴木 孝

探偵歴27年、常に調査のトップレベルを行くプロフェッショナル。平成2年に日本橋支社が設立されて以来、支社長として就任。「探偵は天職」というほど、苦労を苦労と思わず、相談と調査に尽力している
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