探偵ニュース対談vol.17

Vol.17 人探し専属チーム 鼎談 ※2019年1月1日 探偵ニュースに掲載されたものです。
  • 調査員A
    調査員A
    調査歴17年。人探し専属チームの精鋭調査員。調査で履きつぶした靴は500足以上。冴えた本能と行動力を武器に、自殺寸前に発見し命を救ったこともある。
  • 調査員B
    調査員B
    尾行調査を経験後、特別捜索課へ配属。聞き込み調査を主に行い、漫画喫茶等とのネットワークに力を入れる。SNSの解析など、多方面で調査に尽力。
  • 調査員C
    調査員C
    調査員を長年経験後、その経験を活かし、家出と失踪案件の管理・指揮をとる。未成年や成人の家出だけでなく、高齢者の徘徊等の案件にも力を注ぐ。地域への貢献と共に、「人探しは探偵へ」という認知を高めたいと尽力。

遺書を残す家出が増加傾向に 早急の対応が必要

近年、人探し調査の傾向は変わりましたか?
調査員A
調査員A

対象者の年代に関しては、家出の場合、ここ最近変化はありません。圧倒的に多いのが10~20代の家出で、その親御さんが相談にいらっしゃいます。対象者の男女比も変わらず、男性が7割を占めています。

調査員B
調査員B

ただ、自殺の可能性がある家出が増えていますよね? 遺書を残して家出をするケースが圧倒的に増えていると感じています。私が所属する情報を集めるチームでは、まず早急に遺書の有無を確認します。

調査員A
調査員A

それが大切ですね。

調査員B
調査員B

『見えない場所にある遺書』を探すことに力を入れています。昔は遺書というと、紙に書いて机の上など目につく場所に置いていきましたが、現在はタブレットやパソコンに残していくことが増えてきました。

調査員A
調査員A

ITに詳しい調査員が人探し専属チームには所属していますので、原一の調査は初動から他社とは違うと思います。

調査員B
調査員B

ご家族の了解を得て家出した方のデバイス解析を行い、いち早く遺書の確認を行っています。遺書がなくても、購入履歴から自殺を予測できるもの、 例えばロープ、ビニールシート、薬物などの履歴があれば自殺の意志があるとみなして調査を進めます。

調査員A
調査員A

今までの調査で、硫化水素を購入した履歴を発見し、同時に山についてのトーク履歴から組立てて発見に結び付けたこともあります。

調査員C
調査員C

現場を中心とした調査員なので、どんな場所でも果敢に入って調査していますよね?

調査員A
調査員A

真っ暗な富士の樹海だって入っていきますよ!

情報収集、経験、現場、すべての精度が高い原一

人探し調査で大切なことは何でしょうか?
調査員C
調査員C

情報収集、経験、現場……、すべてにおいて技術の向上を行っています。ハイテク機器なども積極的に導入し、小型のドローン、サーモグラフィ、暗視スコープなどを調査で使いこなしています。しかし、なんといっても人海戦術が原一の強みですよね。

調査員A
調査員A

そうですね。科学技術ももちろんですが、最後は人海戦術です。調査員の経験からくるカン、家族へのヒアリング、聞き込み調査、そして、自殺の名所から人が入っていけないような場所まで、足で歩いて調査するのが原一のパワーです。

調査員B
調査員B

我々のこのパワーを、子どもの家出に悩む親御さんたちに、どうしたら伝えられるのかが今の課題ですね。

調査員A
調査員A

そうなんですよ! 命を救うには家出をしてから3日以内に探し始めることが非常に重要です。

調査員C
調査員C

人探しは探偵へ、という意識がまだまだ薄いのが残念です。我々が成果を上げて、世の中に広めるしかないのかもしれません。探偵のイメージを一変し、早くご相談いただけるバックグラウンドを作り上げていきたいと考えています。

原一探偵事務所が受けた
行方不明者年齢層別
原一探偵事務所が受けた行方不明者年齢層別

行方不明者届受理から
死亡確認までの期間
行方不明者届受理から死亡確認までの期間

探偵のメディアふむふむ
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