苦労を仇で返した夫

30代 女性

子どもがまだ幼く、育児に追われている最中に夫の父親が脳梗塞で倒れ、介護が必要になりました。
義母は数年前に他界してしまったので、義父の介護を必然的に私がすることに。
倒れる前の義父はとても優しく、事あるごとに私や孫である子どもに気を使ってくれ、介護も苦にはなりませんでした。
しかし、育児と介護の両方ではさすがに私も限界を感じ、何度か夫に育児の協力を要請したのですが、
夫は仕事を理由に育児の協力は得られませんでした。
そんな中、義父が風邪をこじらせそのまま危篤に。
その日、夫は残業だと聞いていたのですが、一刻も争うので夫の携帯に電話したのですが、
留守録になるばかりで繋がりません。
仕方なく留守録に義父が危篤だと伝え、急いで来るように連絡をし、そのまま病院で夫の到着を待っていました。
夫が病院に来たのは、空が明るくなる時刻でした。
慌ててきたらしい夫なのですが、私の前に立った時にフワリと石鹸のにおいがしたのです。
その時に、もしかして・・・と思いました。
ーが、それは今話し合う事ではないと思い、一緒に義父の様子を見に行きました。
義父はその後回復する事もなく、残念ながら息を引き取りましたが、最後に私と子どもにだけ遺産を残してくれた事で、
夫の浮気へ思いもがけない報復が出来たのです。
後から知った話ですが、夫は義父の遺産をあてにして浮気相手と一緒になることを約束していたようです。
遺言開示で判明した自分への遺産がない事に怒り、私や息子への嫌がらせが多くありましたが、
その時浮気相手の女性も一緒になって行動をしてくれたおかげで、夫も浮気相手の女性も警察に連行してもらうことが出来ました。

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