まだまだネットでの出会いが普及しはじめの頃で・・・

30代 女性

若かりし頃の話ですが、まだまだネットでの出会いが普及しはじめの頃で、通信手段も今のようなＬＩＮＥとかではなく、チャットが主流になりつつある頃に、あるアーティストのファンが集まるサイトのチャットで彼と知り合いました。
その頃は学生だったのですが、毎晩のようにそのチャットに行き、深夜まで皆で話すのが日課で楽しみでした。

その中で、県が近かった一人の男性とよく話をするようになり、年齢も近いこともあり、気付けば意気投合してお互いに実際の手紙のやりとりやプリクラを送ったりして距離を縮めていくうちに、彼が私の地元まで会いに来てくれるということで、そこからお付き合いがはじまりました。

チャットでは話ができるとはいえ、携帯電話を持つ人も少なく、ポケベル・ＰＨＳが多かったので、電話料金がやたら高くなりながらも、遠距離恋愛が続きました。
会えるのは月１もなかったと思います。

電話代と交通費を稼ぐためにお互いにバイトをはじめたのですが、連絡がとれない時間が増えたり、バイトによって夜のチャットの時間が減ったりするうちに、関係がギクシャクしはじめました。
顔もみえず学生の浅い恋愛だったので経験値もなく、電話をしても文句の電話にかわっていました。

その頃に、彼と一晩連絡がとれないことがあり、問い詰めてみると、バイト先の私より年上の人と一晩過ごしたということが分かりました。
その時は、ただ車の中で夜通し話をしたということだったのですが、その後、その彼女と関係をもっているということが彼の知人を通して発覚しました。

そのことがきっかけで別れることになったのですが、その後、彼が今でいうストーカーのようになり、無言電話や空メールが続いたりして怖かったです。
その時知り合った人に相談して、携帯の番号をかえることで（この頃には携帯が普及していました）無言電話はなくなりました。