- その他調査
- 東京都にお住いの30代の男性からの相談です
当社の社長が得体のしれない人物と取引しようとしています。
- 30代男性
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当社の社長が得体のしれない人物と取引しようとしています。
何回か会った事があるのですが、相当胡散臭い感じがします。
社長はその人物を信じ切っていているので周りの話を一切聞きません。
本人は東大を卒業して通産省に入省して、アメリカの大学に入学して帰国後、通産省を辞めて株で儲けたとか・・・
株で大儲けした!と言う割には今回の取引で使う手数料が出せないので社長に立て替えて欲しいとか・・・言う事がセコイ
こんな事があるのでしょうか?
詐欺だと思います。
社長の目を覚まさせるにはどうしたら良いでしょうか?
- 調査員:福田
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調査員:福田からの回答
最近は不景気だからだと思いますが、法人関係の信用調査の件数が減っています。
さらに追い打ちをかける様に個人情報保護法の関係から以前よりも調査に時間がかかっています。
詐欺を働くヤカラには大変住みやすい社会になったのかもしれません。
以前は、新規の取引先をキチンと調べてから取引をする会社が多数ありました。
最近はすっかり出たとこ勝負的な取引をしている会社が多い様です。
日本人は“情報”を嗜好品と受け取る方が多い様ですが、情報はコーヒーやお茶などの嗜好品ではなく、水や空気と云った類の必需品です。
社長さんが信じている以上、単に経歴の裏取りをしても社長の考えは変わらないと思います。
極論を言えば、経営者からすれば経歴どうあれお金が入ってくればいい訳です。
しかし「今日銀行に行って話をしてきます」「この後、先方とも話を付けてきます」と云ったにも関わらず、行かなかった場合、これはおかしなことになります。信用できません。
1回だけですと、言い抜けを考えられる恐れがあるので、回数を重ね取って細かいウソを探る事から始めた方が良いのではないでしょうか?