まぎらわしい料金体系
実際に調査の依頼を考えたとき、もっとも気になるのは料金ではないでしょうか?
探偵社が行う調査の料金には、探偵業界として統一した料金体系はありません。
これは、多くの場合に調査の案件の目的や条件が異なることから、個別で見積もりする必要があるからです。
調査料金の見積もりは、調査手法、周辺環境などの要素や条件、調査期間や調査時間、必要な調査員の人数、車両などの装備、他の経費を、調査依頼の目的に応じて依頼者と打ち合わせし、見積もりを行います。
また、探偵業法により、契約時には書面を交付する義務があり、その書面内に調査の内容や料金の記載が必要となります。
【書面の交付を受ける義務】
探偵業者は契約を締結しようとするとき、あらかじめ依頼者に対して、契約の重要事項について書面を交付し、説明しなければなりません。
探偵業者は、契約を締結したとき、依頼者に対し契約の内容を明らかにする書面を交付しなければなりません。
最近、インターネットや雑誌などで、集客のために低料金を前面にアピールした広告をよく見かけます。
ですが、その金額にはどのような内容が含まれているでしょうか?
1.調査時間・日数 | 調査に必要な時間と日数 |
2.調査員人数・調査機材代 | 調査を行う調査員の人数、撮影機材、無線費用 |
3.報告書作成費 | 調査に伴う報告書の作成費 |
4.調査車両料金 | 調査に必要な車両の費用 |
5.諸経費 | 調査に伴う交通費やその他の諸経費 |
※探偵社によって表現は異なります。
基本的に、調査を行う場合は上記のような料金がかかってきます。
ですが、低料金を前面にアピールしている場合、その料金には、本来どんな調査にも必要な料金が含まれていない場合があります。
また、調査車両料金、調査機材料金、報告書作成費などをオプションにし、そのオプションや諸経費の追加料金により契約時の見積り金額とかけ離れた請求をする手法が増えています。
探偵社に見積もりを行った際は、上記の項目が含まれているかどうかしっかり確認を取りましょう。