探偵の記憶術
探偵業において、「記憶力」は重要なポイントです。
調査を行う場合、調査対象者の顔写真で風貌を記憶し、その記憶をもとに、尾行や張り込みを行います。
また、調査対象者だけでなく尾行を行う場合は、地理はもちろんのこと、車のナンバーや会話の内容などを記憶する必要があります。
●写真から顔を記憶する
調査対象者の写真を記憶する場合、長時間写真を見るのではなく、時間をおいて、忘れずに何度も確認を行い、より記憶に刻まれるようにします。
また、写真から、知人や芸能人などの良く似ている人を思い浮かべ、覚える方法も有効的です。
●物や町を記憶させるトレーニング
記憶力を上げるコツとして、何か目印と一緒に記憶に焼きつける方法があります。
たとえば、町を記憶するため、初めて訪れた場所では、交番や郵便局など、どこにでもあるような建物を目印とし記憶に焼きつけます。
人物や物を記憶する場合も、やはり、知人や芸能人などのよく似ているイメージとあわせて記憶に焼きつけます。
何かと結び付けて、何かを覚えることで、より深く記憶に焼きつけられます。
また、記憶力を上げるトレーニングとして、日々の生活の中でなにかしら「観察」を行うことが大切です。
例えば、職場で毎日会う人の風貌を観察し、昨日と違いがないかなど、常に観察を行うことで、目印を見つけ、記憶に焼きつけるトレーニングが行えますので、自然に記憶力がよくなります。