ストーカー規制法
ストーカー規正法とは正式名称『ストーカー行為等の規制等に関する法律』という2000年(平成12年)に施行された法律です。
法の施行前はストーカー行為を取り締まる法律がなく、被害者が警察に助けを求めても、実質的な被害が起きないと実質警察も動けないという状況でした。
しかしストーカー行為の末に殺人等の凶悪犯罪につながる事件が増えてしまった事から法規制が求められました。
●ストーカーの定義
ストーカーの定義は「特定の者に対する恋愛感情、その他の好意の感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する」事に対する行為。
●ストーカー行為の対象
また監視、つきまとい等の行為をする対象は「当該特定の者又はその配偶者、直系若しくは同居の親族その他当該特定の者と社会生活において密接な関係を有する者」となっている。
●ストーカー規制法の対象
法律の適応には上記2点のストーカー行為を行っているだけではなく「身体の安全、住居等の平穏若しくは名誉が害され、又は行動の自由が著しく害される不安を覚えさせるような方法により行われる場合に限る」となっています。
●ストーカー行為とは?
1.自宅・学校・職場付近で見張り、つきまとい・待ち伏せ・押しかけ等の行為
2.つきまとい、監視していると思わせる事を告げる行為
3.面会・交際など義務のない事を要求する行為
4.著しく乱暴な言動を行う行為
5.無言電話、拒んだにも係わらず連続した電話・FAX
6.汚物・動物の死体等、不快・嫌悪感の情を催させるような物の送付等
7.名誉を害する事項の告知等
8.性的羞恥心を害する事項の告知・物品等の送付等