探偵まめ知識

探偵・興信所トラブルの現状

探偵業の業務の適正化に関する法律(探偵業法)が平成19年6月1日から施行され、探偵業者や興信所でのトラブルは減少してきましたが、まだまだ悪徳な業者は存在しています。

「調査が不十分」「高額な解約料」などのトラブルは年々増加の傾向にあります。

●国民生活センターによせられた相談件数の推移
年度
2005
2006
2007
2008
2009
2010
相談件数
1,668
1,386
1,210
1,226
1,166
550

※2010年の相談件数は2010年10月12日現在の件数です。(前年同期 431件)


●国民生活センターによせられた最近の事例

・妻がインターネットで知った探偵事務所に親族の借金調査を依頼した。怪しい業者とわかったため、支払った金額を返金してほしい。

・離婚した夫の交際相手の女性の居住地の調査を興信所に依頼したが、「不明」という結果だった。
支払ったお金を少しでも返してほしい。

・親戚が契約した興信所で満足な調査結果が得られないのに追加調査を勧められ、160万円の追加契約をした。
信用できないので解約させたい。可能か。

・探偵に人探しを頼んだが、報告された情報はまったくの別人のものであった。支払ったお金を返してほしい。

探偵や興信所にかかわるトラブルは、依頼内容が特殊なことから、氷山の一角に隠れている被害が多いとみられていいます。その点を考慮すると、非常に多くのトラブルが発生しているといえます。

探偵110版では、特にトラブルの多い事項に関しまして、事例を元にご紹介していく予定です。