一瞬のチャンスを逃さない。動画で証拠撮影
探偵事務所が主に利用する撮影機材は、ビデオカメラとデジタルカメラです。
ご存知の通り、ビデオカメラは動画を撮影することができ、また、撮影した動画は静止画(写真)に保存することもできるのです。
現在は、動画も撮れるデジタルカメラもありますが、動画の画質の違いから、ビデオカメラをお勧めします。
調査の証拠は、ピンボケはもちろんの他、ターゲットが小さく映っているなどの場合は、証拠として使用できません。
もちろん、ターゲットの後ろ姿だけの写真などはもってのほかです。
このように撮影をする場合、ターゲットを尾行しながら、同時にタイミングを見計らい撮影を行う必要があります。
デジタルカメラで証拠写真は、かなりの実力と経験が必要です。
たとえば、ターゲットがホテルから出てくる姿を撮影する場合等は、予め、撮影できる出口に張り込みを行い、ひたすらターゲットが出てくるのを待ちます。
ここで必要なのは、集中力です。
ターゲットが出てくる瞬間をカメラで収めなければならないので、一瞬たりとも、気が抜けません。
ですが、動画の場合は、データは無駄になりますが、出口をずっと撮影していればいいのです。
一瞬の出来事を撮影する写真と違い、動画はずっと撮影ができるのです。
また、動画撮影は他にも利点があります。
動画ですので、ターゲットの動きが解り、浮気の状況などがはっきりわかりますし、ホテルの看板などを撮影することで、「誰が」「いつ」「どこに」が一目瞭然なのです。
チャンスを逃すことなく、わかりやすい証拠が撮影できますので、証拠を撮影される場合は、なるべくビデオカメラで撮影しましょう。