熟年離婚を防ぐ方法
結婚して20年以上結婚生活を続けてきた人が離婚することを一般的に熟年離婚といいます。
最近ではこの熟年離婚をする人が増えてきています。
夫の定年や子どもの自立などをきっかけに妻の方からの離婚を切り出すケースが圧倒的で、それまで我慢し続けていた夫婦生活への不満などによる離婚が多いといわれています。
長年連れ添ってきたからお互いのことは何でも分かる、なんて思わないでください。
もう一度、あなたとあなたのパートナーのこれからの生活のためにも、夫婦関係を見つめ直してみてください。
・夫婦間のコミュニケーションをとる
・おはよう、おやすみ、ただいま、おかえり、など挨拶を笑顔で交わす
・家事や育児に共同で取り組む
・感謝や労いを言葉にして表す
・相手の話をよく聞き、また自分の気持ちも伝える
・お互いを異性として意識し尊敬する
・相手の良いところを見つけ、褒める
・お互いに共通の趣味を見つける
熟年離婚に限らず、夫婦関係を円滑にすることが離婚を防ぐ上で一番大切なことではないでしょうか。
離婚回避は、熟年だけではなく、結婚している方全ての夫婦に関わることです。
お互いに対する思いやりや気遣いを忘れず、大切なパートナーであるという気持ちで接する必要があるでしょう。
熟年離婚の原因はどこにあるのでしょうか?
熟年離婚を考えている人の多くが団塊の世代と呼ばれる年代の方達です。
団塊の世代の考え方では、夫は外で働き妻は家を守り主婦業をこなすという考え方が主流でした。
男性上位の考え方が世間では一般的で、妻は夫につき従うものという風潮で長い間女性は我慢を強いられてきました。
テレビドラマの影響や、2007年4月の年金分割制度開始もきっかけの一つになっています。
これからもまだまだ熟年離婚件数が増加することが予想されています。
そして今では女性が外で働くことも、シングルマザーも離婚も珍しくなく、女性も頑張れば自立できる社会環境になってきました。
こうして社会や女性の価値観が変わってきたことが、熟年離婚の大きな原因なのではないでしょうか。