探偵まめ知識

年金制度改正で増えた熟年離婚

●増える熟年離婚

結婚20年目以降に離婚すること、もしくは子どもの養育を終えた後に離婚することを、熟年離婚といいます。

【同居年数20年以上の離婚総数】
昭和50年 13,620件
昭和60年 40,868件
平成7年  63,754件
平成18年 75,564件
平成19年 80,706件
平成20年 77,844件

【同居期間別離婚件数の年次推移】
平成19年4月より、年金分割制度がスタートした影響で、平成19年の熟年離婚の件数が増加しました。

●年金分割制度とは

年金分割制度は、結婚している期間に支払った保険料は夫婦がともに収めたものとして、離婚後も、将来の年金額に計算するといった制度です。
平成19年4月以降に離婚した場合は専業主婦でも、夫の年金の一部(最大半分)を年金として受け取ることができるのです。

年金分割制度は、話し合いや裁判所への申し立てを行い、分割割合を決定します。

また、平成20年4月以降の『第3号被保険者(第2号被保険者に扶養されている配偶者。)』期間については、自動的に半分ずつ、分割されるようになります。
ですが、平成20年4月以前の期間や、第3号被保険者以外は、話し合いや裁判所への申し立てが必要ですので、制度をよく理解し、手続きを忘れずに行いましょう。

離婚が決まった後の調査や、調査後のアフターフォローも行っております。
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