探偵業法の違反をした探偵事務所はどうなる?
先日、探偵業法の違反として全国で初めて、探偵事務所社長が逮捕されました。
今回の逮捕で、罰則は6月以下の懲役または30万円以下の罰金になると報道されています。
●どのような違反だったのか
今回、違反したのは下記の条文となります。
(教育)
第十一条
探偵業者は、その使用人その他の従業者に対し、探偵業務を適正に実施させるため、必要な教育を行わなければならない。
これは、探偵事務所は従業員に対して、探偵業務のマニュアルを作成し、研修を実施しなければならないと、探偵業法で取り決められています。今回の報道では、県公安委員会の立ち入り検査で、従業員名簿作成と、研修の実施結果報告を怠ったため、今回の逮捕となったようです。
●探偵業法とは
探偵業を行う際に必要な規制及び業務運用の正当化、個人の権利利益の保護を目的とした2007年6月1日に施行された日本の法律です。
探偵業法は下記の2つの目的を持っています。
1.探偵業を行う際に必要な規制及び業務運用の正当化
2.個人の権利利益の保護
探偵業法が施行され、探偵事務所の業務の正当化が淘汰されています。
今回の事も含め、より健全な形でで、より多くの方に探偵事務所をご利用いただけたらと思います。