探偵まめ知識

アメリカの探偵事務所

●アメリカで探偵業を行うにはライセンスが必要

日本の探偵事務所とアメリカの探偵事務所はまったく異なっています。

日本は「探偵業法」の取り決めで、各都道府県の公安委員会に探偵業の開業届けを行えば、探偵事務所として営業が行えます。
しかし、アメリカで探偵業を行うには、国や州が発行しているライセンスを取得しなければなりません。
このライセンス取得試験は、ペーパーテストと面談とがあり、審査が厳しく、なかなか合格しにくいと言われています。
また、ライセンスが取得できたとしても、事務所を設立する場合は、営業保証金を供託しなければならないのです。
そして、探偵事務所設立の規定も厳しく、その規定に違反した場合は探偵のライセンスを剥奪され、二度と探偵業を営むことができないのです。

●アメリカ探偵社の権限

アメリカの私立探偵は「警備業」に含まれています。
また、探偵は拳銃の携帯も許可されていますので、私立探偵というより私立刑事といった表現のイメージが近いのではないでしょうか。
アメリカの探偵は、日本の探偵事務所と違い、刑事事件も扱います。
ですので公判の証拠集めなども取り扱い裁判などで発言を行っていますし、警察のように逮捕権限を持っています。

このように、日本とアメリカの探偵事務所は、さまざまな違いがありますので、国民の「探偵」に対するイメージも随分と違いがあるようです。