三歳年下の彼女からアドレスを渡されて付き合うことになりました。
20代 男性三歳年下の彼女からアドレスを渡されて付き合うことになりました。
もともと顔見知りでお互い気になっていたためトントンと付き合うことになったのです。
年下の女の子の元気なとこが好きな僕だったのでとても楽しく、会える日は毎日会っていました。
しかし若いということもあり、束縛することも多々ありました。特に年下の彼女の要求は無茶なことや無理矢理なことがとても多かった。
特にキツかったことは携帯のアドレスを消去されたこと。もちろん女性のアドレスを全て……
そこで怒るのが普通なのだが付き合いたてで舞い上がっていた僕は軽く許してしまったのです。
その他色々な束縛がありながらも楽しく二人で過ごせるのならと思い、我慢していきながら僕も楽しく生活していました。
ちょうど彼女とは春に出会い、勝手に運命的だなと思って付き合っていた。半年が過ぎお互いの事もわかり始めてきた頃、カップルにはなくてはならないイベント「クリスマス」が……
彼女と出会い本気で好きだったからかなり気合いを入れて準備をしていたのに彼女はアルバイトに……
確かにクリスマスによく食べる物を作るアルバイトをしていたから忙しいのは分かるが……
残念な気持ちで彼女が終わるのを深夜一時まで待っていました。
やっと会えたかと思ったら彼女はイマイチテンション下がり気味。何故かというと、毎年恒例でクリスマスのアルバイトの後は朝までバイト生同士で朝まで店で騒ぐのが楽しみらしい。
その時点で必死に待っていた自分が馬鹿らしくもなりつつ彼女の家で過ごすことになりゴロゴロしていたら偶然僕の目の前に彼女の携帯画面があった。
彼女を相当信じていた僕は普段まったく気にしないのだが、その時明らかにあえて名前を登録していないアドレスに今からメールを打とうとしている画面が僕の目の前にあった。
アルバイトで彼女は疲れていたから油断していたのだろう……
まさかクリスマスに僕のアドレスを消去した彼女が明らかに名前を登録していない男のアドレスにメールしようとしていたとは。頭が真っ白になった。
アルバイト先の彼女持ちの男で浮気性がある相手とメールしていた。クリスマスなのに春に桜を数人で見に行こうという話をしていたらしい。
その男は一年前のクリスマス。アルバイトが終わった後、ドンチャン騒ぎで酒を飲み、酔った勢いで僕の彼女にキスをしたらしい。明らかに気があると自分は悟った。
それがあってから僕は彼女を信じなくなった。
会う機会も減り、付き合い始めた一年後の春に別れた。
桜をみるたび、嫌な気持ちがしてしまうようになった。