家族と毎日淡々と過ごす、サラリーマンの友人。
20代 女性家族と毎日淡々と過ごす、サラリーマンの友人。
彼とは幼なじみで家族ぐるみで仲がよく、よく友人の家でお茶会をしている。
友人は土曜日の早朝には必ず仕事の残りをやりに会社いくと言って、おしゃれ着で出かける。
奥さまは会社にいくならスーツきていかないと!っというが、本来は休みだからいいんだと一点張り。
いつもなら、電車なのに土曜日に限っては車で仕事に行く。
奥さまは特に気にもかけていない。
ただ、幼なじみの私には何か引っかかった。
ある、土曜日。いつもなら定例会のお茶会だが、私は少し遅れると連絡した。
サングラスをかけ、車で友人が出てくるのを待つ。
いつも通り、友人は家をでて車に乗りこむ。
私は尾行をはじめた。
本当に職場に行くのか。嘘をついているのか…
気付かれないよう、尾行をしていく。
あっという間に友人の仕事場に到着。
本当に仕事してたのか、とホットした、その時仕事場にはいるはずのない奥さまがでてきた…
ん?よく見ると顔は似ているけど、雰囲気がちがう。
そう、奥さまは双子だった。
周りの目を気にもせず、いちゃいちゃと。
会社で待ち合わせとは、いちゃいちゃ具合をむしろ、周りに見せつけているようだ。
周りは奥さまといちゃいちゃしているようにしか見えないだろう。
私が毎週のようにお茶会をしていなければ、あの人が奥さまだと思うだろう。
そのまま、ホテルに入っていく二人。
私は真実を知ってしまいガックリし、お茶会へ戻った。
奥さまには何も言えず、私は上の空で会話をしていた。
夕方頃、友人が帰ってきた。
となりには…双子の彼女が!
彼女は近くまできたから、顔出しに行こうとさしたら、友人が通ったので乗せてもらっちゃった。らしい。
奥さまは何もしならない、疑いももたず、姉妹で楽しく会話をしている。
すると、彼女は毎週土曜日こっちに来ることになったから家に寄っていい?と言ってきた。
奥さまはいいよと言っている。
毎週土曜日に仕事に行くという友人。
毎週土曜日こっちにくるという彼女。
週1回必ず時間を合わせることに成功した浮気中の二人を見た瞬間であった。