出来た妻だと思っていた

40代 男性

私の父が亡くなり、実家の負債が発覚しました。
一人っ子の私は実家の負債を払わなくてはいけなくなり、妻に離婚されることを前提で告白したのです。
返済額はそれなりの金額で、単純に計算しても向こう10年は生活を切りつめないと返済が出来ない金額でした。
妻は私の告白に驚いた表情をしたものの、一緒に働いて返済していこうと提案してくれました。
その日から生活を切りつめた返済生活がスタート。
もともと妻は有資格者でもあったので、前の職場に復帰して二馬力で妻と私は返済を驚異的なスピードで返していきました。
当初10年計画だった返済は5年で見事完済。
完済証明が届いた日、私は妻を労ってちょっとした食事をすることにしたのです。
待ち合わせしていたレストランにつくと、妻は私に紹介したい人がいると言って一人の男性を呼びました。
そして離婚してほしいと言ってきたのです。

あまりの衝撃に何も言えずにいると、妻は私と結婚する前にその男性と不倫関係にあったと告白してきました。
結婚を機にその男性との関係は終わったのだが、今回私の実家の負債返済のために復帰した職場で、再び男性と再開。
いろいろと仕事に関する相談や、時折私に対する不満を相談する中で昔のように関係が戻っていたというのです。
しかも、今回の負債返済の中には、男性からの援助も多少なりともあるというのです。
男性は50過ぎの男性で、今は離婚して独り身だともいい、これから先はこの人と一緒になりたい。と頭を下げてきたのです。
結局、私にはかなりの葛藤がありましたが、妻は最後まで私と一緒に実家の返済を手伝ってくれたのもあり、
慰謝料は返済に協力してくれた総額と相殺する形で離婚しました。
不倫をした妻でしたが、自分には出来た妻だったのです。

浮気調査メニュー