部下の来訪で明かされた夫の真実

40代 女性

20代の頃、親戚の強い勧めで見合いをして、結婚して間もなく20年ほど立ちます。
この20年間、とりたてて大きなトラブルはなく穏やかな生活をしていました。
しかしその生活も終わりになると思います。
きっかけは夫の会社の方たちの訪問でした。
夫は会社で要職に就き、部下もたくさん抱えており、その部下の数人が突然平日の日中に家に訪れたのです。
5人くらいで来訪した部下の方たちの中には女性もいらっしゃいました。
突然お邪魔してすみません、とかなり丁寧な挨拶をされた後、 部下の方の一人から大きめの茶封筒を渡されました。
中を見てほしいと言われ、その場で封筒を開封し中の書類を見た時、眩暈がしました。
それは夫に関する素行調査だったのです。
部下の方たちは会社内の有志で結成された風紀委員だと名乗り、会社での夫の事を話してくれたのです。

誠実だと思っていた夫は、会社で新入社員の女性と浮気をし、 更には自分の評価に関わると判断した直後にその浮気相手を徹底的に陥れ鬱病にしてしまったというのです。
信じられない思いでおりましたが、部下の方たちは鬱病になった浮気相手の親御さんに依頼され、 こうして私に報告しに来たと話しておりました。
驚きももちろんでしたが、夫が行ってきた行為の無慈悲さに申し訳ない思いで遅ればせながらの謝罪をするしか出来ませんでした。
夫はほどなく会社の諮問委員会で追及を受け失職しました。
私も夫と別の道を歩むことを決め、離婚をして実家のある田舎に戻って第二の人生を送るべく準備をしています。

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