ある夏に「神奈川でセミナーがあるからNと一緒に行ってくる」というのです。

40代 女性

前々から何か怪しいと思っていましたが、ある夏に「神奈川でセミナーがあるからNと一緒に行ってくる」というのです。
当時主人は下着の紹介の仕事を数人としていましたが、一泊するセミナーなんて初めてでしたし、セミナーの通知も見せてくれません。
ボストンバッグに荷物を詰める彼の背中は、それはもう嬉々としていて如何にも「これから彼女と旅行~♪」とでも言っているようでした。
宿泊先だけは何とか聞きだし、あとは普通に送り出して、宿泊する夜を待ちました。

当日の夜、旅館に電話をし、「そちらで今夜お世話になっておりますKですが、電話口までお願いできますか?」と尋ねると、旅館のフロントの相手がこう言ったのです。
「4名様でお越しのK様でしょうか?」
私が「あれ?4名でしたか?」と訊くと「はい。K様とおっしゃる方は、女性と男性が二組のツインルームでお泊りで・・・。あっ、え~と、4名ですが女性かどうか確認できておりません」と言い、ガチャンと切られてしまいました。
再度かけなおしたのですが、今度は「K様という方はいらっしゃいません」の一点張り。
帰宅した主人を問い詰めましたが、「何かの間違い」とこれまた一点張りでしたので、深夜に主人の車に忍び込み、助手席に落ちていた金色の長い髪を入手し、たたき起こして髪を見せると、あっさりと浮気を認めました。

主人も主人ですが、旅館の電話の対応にも「ふ~」とため息の出る事件でした。

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